“商標”情報ニュース

小田原かまぼこ訴訟ニュース

訴訟

 地域団体商標「小田原かまぼこ」などを無断使用したとして、神奈川県小田原市の小田原蒲鉾協同組合が県内の食品関連会社2社に対して、販売差し止めや約4930万円の損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論が、5月27日横浜地裁小田原支部で開かれた。

  組合が訴えたのは、神奈川県南足柄市の食品会社「佐藤修商店」と、その関連会社で小田原市の「小田原吉匠総本店」。組合側は、「長期にわたり、『小田原かまぼこ』の品質管理やブランド力の向上に努めてきた。名称の模倣行為は悪質だ」と主張した。業者側は「組合が商標登録する前から名称を使用しており、権利の侵害に当たらない」として請求棄却を求めた。

 訴状などによると、2社は組合に加入していないにも関わらず、組合が平成23年、地域団体商標として登録した「小田原かまぼこ」「小田原蒲鉾」などの文言を表記した製品を首都圏のスーパーなどで販売したという。

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